設計思想

住空間建築設計には、年中快適で暮らしやすい住空間を実現するための設計に対する独自の考え方やポリシーがあり、より良い暮らしとは何かを一級建築士が常に見直しています。
太陽光や熱、風などの自然エネルギーを取り入れて建物を設計する技術である『パッシブデザイン』を取り入れることで、できる限り機械に頼らずに快適性を高め、コストパフォーマンスの高い住まいをご提供しています。

01四季を通じた光と影の計画

言うまでもなく、暮らしに「光」は欠かせません。
自然光を取り込み明るい室内空間をつくる一方で、季節や時間帯によってはそれを遮ることが必要です。
心地よい日の光が、日々の快適で健康な暮らしに繋がると考えています。

■ 採光計画

季節ごとの太陽高度を計算し、室内に日の光が直接差し込む時間帯のシミュレーションを行い、採光計画を立てます。また、隣地計画を加味した上で光を取り込む設計を行っています。

■ 日影計画

心地よい日の光を取り込む一方で、軒や庇によりそれを遮ることも大切です。日影計画を立て、近隣の空地に建物が建った場合にどのくらい影響があるのかを事前に確認することもできます。

02自然を感じる
心地よい風の計画

暮らしにとって「光」と同様に大切なのは「風」です。
家の中に風を取り込むことで、家にいながら自然を感じ心地よい住空間が実現します。
外の風のみならず、家の中での風の循環を計画することで、光熱費を抑えることにも繋がります。

■ 通風計画

季節ごとの風の通り方を加味した上で、窓の位置や開閉方向、開口部の風量・風速を可視化します。庭やデッキといった「外の間」を設けることで、直接自然を取り入れることも大切です。

■ 循環計画

外の風を取り入れるだけでは不十分で、心地よい風や空調がどのように家中を廻るかを計算することが大切です。エアコン1台でも年中快適で、省エネ性が高くエコな暮らしをご提供します。

03デザインと暮らしやすさの両立

せっかく建てた我が家が数十年経って時代遅れのデザインとなったり、素材の劣化が激しかったり、暮らすほどに満足度が低下する家であってはなりません。
時代や流行によらない外観デザイン、そして住まうほどに味が出る素材こそが、価値の高い家だと考えます。
建築時の暮らしやすさはもちろんのこと、将来の家族構成やライフスタイルの変化を予め考慮した設計を行っています。